青森

紅葉を求めて青森にやってきた。
数年前に青森に来たとき、曇りから大雨となり、景色を見るどころではなかった。今回は、青森が快晴だという事を確認して、すぐに支度をして出掛けた。空港に到着したのは、夜の8時だった。真っ暗だったが、星が綺麗だったので、決心した。
案の定、翌朝は雲一つない快晴となった。栃木の日光にするのか非常に迷ったが、一度目の青森の印象を払拭させるため、再度行こうと決めたのだ。
まず、レンタカーで八甲田へ行き、ロープウェイに乗って山頂へ行った。一度目には、曇っていた山に八甲田で亡くなった兵士の姿が何度も見えたものだ。今回は、これが本当に同じ山なのか、と思えるほど山麓は美しく紅葉が映えていた。山道では、感動的な紅葉の中で車を走らせている感じになった。
八甲田から奥入瀬に向かった。奥入瀬では、地元で有名な画家が、キャンバスに絵を描いているシーンを地元のテレビ局が取材していた。70歳くらいの画家なのだろうが、私が車を移動して写真撮影をしている場所に必ずやって来て、違う絵を描いているのだった。その数百メートルの間に3種類の絵を見た。何と不思議な事もあるのかと思い、心で笑っていると、道路端の枯れ草の中で、黒いモグラが2匹、キュキュと声を立て合って喧嘩をしていた。もう一度確認しようと、振り返って見ると、もうモグラはいなかった。奥入瀬の夢のような美しい光景が、お伽噺のような場面となった。本当に違う時空間に案内された感じだった。
快晴の空の下で、奥入瀬川から十和田湖へと向かった。前回はタクシーだったので、不安のまま車を走らせた。一般的に川は、海や湖に向かって流れるのだが、奥入瀬川は十和田湖から流れていた。3年前は、土砂降りの雨の中で十和田湖を見ていたので、その本当の美しさを分からないままだった。今回は、紅葉真っ盛りの十和田湖を眺め、遊覧船に乗った。遊覧船の案内では、3万年前に山の大爆発が起こり、カルデラに水が溜まって湖となった、という。硬い岩盤なので、透明度は高く、雪解け水は奥入瀬川へと流れるために、渓流は美しいらしい。自然を愛する青森の人には、ピッタリなのかもしれない。

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